こんにちはプラントマンです。
第二種電気工事士は、電気設備に関する工事や点検、保守などを行う技術者の資格です。
主に住宅やビル、工場などの電気設備に関わる業務を担当します。
第二種電気工事士は、一定の知識と技術を持っており、電気工事の計画や施工、運用に関する業務を行います。
電気工事ができるという事は手に職をもてる国家試験ですが試験は学科試験と技能試験があるんです。
技能試験は実際に配線を切ったりして行う為、やりなれない人はちんぷんかんぷんだと思います。
ですので、第二種電気工事士の技能試験で必要な工具の種類と選び方について説明します。
第二種電気工事士の技能試験で揃える工具の種類
試験を受けるために必要な工具は、電気技術者試験センターが発行する受験案内に記載されています。以下の6種類の工具が指定されています。
1. ペンチ
2. ドライバ(プラスとマイナス)
3. ナイフ
4. スケール
5. ウォータポンププライヤ
6. リングスリーブ用圧着工具(JIS C 9711:1982・1990・1997適合品)
これらの工具は最低限揃える必要があります。
ただし、最近の試験ではナイフではなくケーブルストリッパが主に使われています。ケーブルストリッパはケーブルや絶縁電線の被覆を剥く際に使用されます。VVRケーブルの被覆を剥く場合はナイフが必要です。
揃えてほしい工具7種
1. ペンチ
ペンチは技能試験でよく使用される工具で、切る、曲げる、掴む、輪っかを作るなどに使われます。選ぶ際は、開閉が軽く切れ味が良く、先が破損していないものを選ぶべきです。サイズは呼び寸法175mmが適しています。自宅にあるペンチを使用する場合は、開閉が楽で壊れていないことに注意しましょう。長い間使われていないペンチはサビついている可能性があるため、楽なペンチを使用することが重要です。
価格:2,064円 |
2. ドライバ(プラスとマイナス)
プラスドライバはランプレセプタクルや端子台のネジの取り付け・取り外しに使用します。選ぶ際は、ドライバの先端サイズが適切な器具に合っていることと、グリップが太いものを選ぶべきです。プラスドライバの先端サイズはNo.1、No.2、No.3の3種類がありますが、技能試験用ではNo.2が適切です。間違ったサイズの使用はネジの破損やドライバのネジへのフィット不良を引き起こす可能性があります。また、細いグリップは力を入れるのに不便で、手の疲労を招くため避けるべきです。
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マイナスドライバは、コンセントやスイッチ類を埋込連用取付枠に取り付けたり、電線を抜き取る際に使用されます。選ぶ際のポイントは、ドライバの先端サイズが技能試験の器具に合っていること、グリップが太いことです。特に注意が必要なのは先端サイズで、技能試験用では先端の横幅が5.5mmのものが適切です。小さいサイズではしっかりと取り付けられず、大きいサイズでは取り付けや抜き取りができません。また、グリップの太さも重要です。マイナスドライバの先端はマグネットになっていない方が好ましいです。
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3. ケーブルストリッパ
ケーブルストリッパは、ケーブルの外装被覆や絶縁被覆を剥くために使用されます。写真のケーブルストリッパは、被覆の剥離だけでなく、ケーブルの切断や長さの測定、輪っかの作成など多機能です(最大12cmの長さ)。このツールを使用すると、ペンチで切断し、ケーブルストリッパで被覆を剥くなど、ツールの切り替えが少なくなります。1つのツールで複数の作業が可能です。
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マーベル MARVEL VA線ケーブルストリッパー JVA-123 価格:11,627円 |
4. スケール
スケールは、電線の切断やケーブルの被覆剥離時に長さを測るために使用されます。スケールを選ぶ際のポイントは、コンパクトなサイズ、ロック機能の有無、おおよそ2メートルまでの測定が可能なものです。技能試験の作業スペースは通常狭いため、できるだけコンパクトなスケールを選ぶことが望ましいです。また、スケールを引き出した状態で固定できるロック機能があると作業がしやすくなります。測定する長さは最大で約1.5メートル程度であり、2メートル程度のスケールが十分です。
価格:2,480円 |
5. ウォータポンププライヤ
ウォータポンププライヤは、ねじなしボックスコネクタのロックナットの締め付けなどに使用されます。ウォータポンププライヤを選ぶ際のポイントは、コンパクトなサイズです。技能試験では、ウォータポンププライヤは主にロックナットの締め付けやねじなしボックスコネクタのねじ切り以外には使われません。できるだけ邪魔にならないコンパクトなもの(全長200mm程度)を選ぶことがおすすめです。各メーカーから「電気工事士試験推奨品」として販売されているものもあります。ウォータポンププライヤは使用頻度が少ないですが、持っていないと締め付け作業ができませんので、必ず準備しておきましょう。価格的にも1,200円前後のもので十分です。
価格:1,590円 |
6. 電工ナイフ
電工ナイフは、ケーブルの外装や絶縁被覆を剥く際に使用される工具です。選ぶ際のポイントは、しっかりとした刃、大きな柄で力を入れやすいもの、そして良い切れ味です。電工ナイフの種類は似ているため、自分が扱いやすいものを選ぶと良いでしょう。
【マーベル MARVEL】マーベル MEK-70 電工ナイフ 価格:1,109円 |
7. リングスリーブ用圧着工具(JIS C 9711:1982・1990・1997適合品)
リングスリーブ用圧着工具は、電線をリングスリーブで圧着接続する際に使用されます。選ぶ際のポイントは、リングスリーブ用であること(黄色のハンドル)、JIS C 9711:1982・1990・1997に適合していることです。工具の種類は多く似ているため、誤って他の工具を選ばないように注意してください。リングスリーブ用圧着工具はハンドルが黄色であることが規定されており、JIS規格に適合しているものを選びましょう。
価格:2,530円 |
工具を選ぶ際のポイント
1. 間違った工具を選ばないように注意しましょう。
2. 技能試験は体力や筋力を必要とするので、疲れにくい工具を選びましょう。
3. 技能試験の会場の机は狭いため、コンパクトな工具を選ぶと作業しやすくなります。
工具は個別に購入する代わりに、電気工事士技能試験用のセット品を購入する方が便利です。セット品を選ぶと、間違った工具を揃える心配もなく簡単に準備することができます。技能試験用の工具セットについては、選択肢の一つとして考えてみてください。
私は実技試験は公表問題を3周練習して1発合格しました。
受験する皆さん是非合格目指して頑張ってください!!
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