【国家資格】有機溶剤作業主任者

1.資格

どうもプラントマンです。皆さんは有機溶剤を知っていますか?

有機溶剤とは他の物質を溶かす性質を持つ有機化合物の総称で、様々な職場で

溶剤として塗装、洗浄、印刷等の作業に幅広く使用されています

そんな有機溶剤を安全に取り扱う為に指導する責任者の資格が有機溶剤作業主任者です。。

今回はそんな”有機溶剤作業主任者”についてまとめてみました。

目次

1.有機溶剤作業主任者とは

2.受験資格・取得難易度

3.資格取得にかかる金額

4.その他

5.まとめ

1.有機溶剤作業主任者とは

有機溶剤作業主任者を説明する前に有機溶剤についてもう少し説明したいと思います。

有機溶剤は常温では液体ですが、一般的に揮発性が高い為、蒸気となって作業者の呼吸を通じて

体内に吸収されやすく、また、油脂に溶ける性質があることから皮膚からも吸収されます。

勿論人体に有害ですので取り扱いには知識を持った有資格者の指導が必要なんですね

規制の対象となる有機溶剤も54種類あります。よく聞くものではクロロホルム、アセトン、クレゾール、トルエン、

ブタノール、エタノール、ガソリンなどがあります。皆さんの職場でも使用されているでしょうか?

有機溶剤作業主任者は特に密閉された空間内で、有機溶剤を使っての作業を安全に進めるために指導を行います。

2.受験資格・取得難易度

受験資格は特に制限はありません。

有機溶剤作業主任者は2日の講習を受講する事で資格取得できます。

内容は以下のとおりです。

①作業環境の改善方法に関する知識(4時間)

②関係法令(2時間)

③有機溶剤による健康障害及びその予防措置に関する知識(4時間)

④保護具に関する知識(2時間)

⑤修了試験(1時間)

やはり最後は修了試験があります。講習を普通に受けていれば、まず落ちる人はいません。

取得難易度は”★☆☆☆☆”やさしいです。

3.受験取得にかかる金額

受講料はおおよそ¥11,350円~¥15,180円です(実施先により料金が異なります)

私は工場に勤務しており、有機溶剤は大量に使用しているので入社後に直ぐに資格を取りに行きました。

講習では有機溶剤による健康障害やその予防、保護具についても知識を得る事ができるので

自分の身を守る意味でも受講する事はいいと思います。

4.その他

有機溶剤作業主任者に受講する場合は公益財団法人 東京労働基準協会連合会または

一般財団法人 労働安全衛生管理協会に問い合わせ下さい。

各都道府県労働局安全課、各都道府県労働基準協会連合会でも問い合わせ可能です。

公益社団法人 東京労働基準協会連合会:有機溶剤作業主任者技能講習会 ご案内(日程選択)
【日程】有機溶剤作業主任者技能講習

5.まとめ

有機溶剤作業主任者は有機溶剤の作業に携わる方は持っていて損はない資格です。

上記でも触れましたが、有機溶剤は人体に影響を及ぼします。

私の知り合いで保護具を着用せずに。有機溶剤が片目に入ってしまった亊があります。

その時は目に激痛が走って、目を10分以上洗眼して何とか痛みは取れたそうです。

少し視力が落ちたそうですが。それから10年後有機溶剤が入った片目の視力がグンと落ちて

眼鏡を噛めないと見えなくなってしまいました。有機溶剤は作業時に飛散した時にはもちろん影響はありますが

何年か経過してからも影響する可能性があります。そういった意味では指導する立場でなくても

有機溶剤を取り扱う方は受講をお勧めします。

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